もう既にご存知かもしれませんが、「レバイン・メソッド」という子育て法は、親がお子さんとの関係性を少し工夫することにより、お子さんの「自分で考える力」と「自己肯定感」を伸ばせる新しい子育て法です。この子育て法について、2021年6月に書籍『親から始まる「正解のない時代」を生き抜く世界基準の子育て』を出版しましたが、高いインターに通わせなくても、海外のボーディングスクールなどに行かせなくても、親子の日常生活の中で、子どもの自主性を高めることができる、というのはメソッドの前提となります。
子どもと天気について意見交換できる!
今日は「天気の話」をするときに、どのように、子どもの自己肯定感を伸ばせるか、
いくつかの事例をご紹介したいと思います。
親子で天気の話しをする時に、どのように、子どもと話して自己肯定感を高めれるか、下記の事例を是非ご覧ください。おうち英語を実践されている方も多いと思いますので、合わせて、おうち英語に簡単に伝える英語表記(おうち英語フレーズ)も書いておきました※
①親も意見を子どもに積極的に伝えよう
書籍にも記載いたしましたが、やはり、子どもに意見を持ってほしいのであれば、まずは、親が見本にならないといけないです。なので、下記のような会話で、親も「自分の意見」を伝えることができます。
外の雨を見てみて。すごく降っているね!ママは雨の日が大好き。子どものころ、雨の日にいつも水溜まりで遊んだりしていたので、雨の日はやっぱり懐かしい。
Wow--look outside. It's raining really hard. Mommy loves rainy days because they remind me of when I was a little girl. I used to love to jump in puddles and play in the rain.
②子どもの意見を求めよう
レバイン・メソッドは、3つのSTEPで構成されています。STEP1とSTEP2は親の世界に対する意識を再確認することと、子どもに対して世界の情報をインプットするというステップになります。そして、STEP 3は、「子どもの意見を聞く」となります。STEP 3(子どもの意見を聞く)は、実は、1日の中で、数え切れないほどのシチュエーションに使えます。今日は、「天気の話しをするときに」どのようにSTEP 3を使えるかいくつかの事例を記載します。
なお、書籍にも書きましたが、STEP 1-2を少なくとも6ヶ月間実施してからSTEP3(子どもに意見を聞く)に入りましょう。STEP1-2なしで、いきなりお子さんにいろんなシチュエーションの中で意見を聞くと、「わからない」で終わり、逆に子どもが意見を伝えるのが怖くなるので、必ずSTEP1-2を行ってから(少なくとも6ヶ月)STEP 3(子どもに意見を聞く)に入りましょう。
外の雨を見て。すごく降っているね!●●くんは雨の日が好き?
Wow, it's raining really hard outside. Do you like the rain?
天気予報によると雨と言っているけど、外を見ると、すっごくいい天気だね。晴れているし。後で雨が降るということかな?●●はどう思う?やっぱり、レインコートを出した方がいいかな?
The news said that it would rain today. But it’s a beautiful sunny day. Maybe it’s going to rain later today. What do you think? Should I still get our raincoats out?
外の雨を見て。すごく降っているね!●●くんは雨の日が好き?それとも晴れの方が好き?ママ(パパ)は晴れの方が好き。レインコートは本当に苦手だから。
Wow--look outside. It's raining really hard, huh. Do you like the rain or do you like sunny days? Mommy/Daddy prefers sunny days because I don’t like raincoats.
③親のキャリアについて子どもに話す
レバイン・メソッドの基礎は、「親は親だけど、親も、一個人」であることを子どもに教えることです。同じく、「子どもは我が子だけど、この世界に住んでいる一個人」でもあることを親が毎日の子どもとの接触の中で、常に意識しないといけないことです。ですので、「ママ・パパの面」と別の面を子どもに見せることが非常に大事です。例えば、
・親が楽しく仕事をしているところを見せる
・親が趣味を楽しくやっている(英語学習・刺繍・絵を描く)ところを見せる
・親が好きな本を読んでいるところを見せる
天気の話しをする時ですら、こういうことを子どもに教えられます。いくつかの事例を共有します。
外の雨を見て。すごく降っているね!今日はママ・パパが早めに家を出ないと、打ち合わせに間に合いそうにないなぁ。
Wow--look outside. It's raining really hard, huh. Mommy’s (Daddy’s) going to have to leave the house early today so that I’m not late for my meeting.
今日は雪が降っているからパパの英会話レッスンがオンラインに変わった。よかったね。
It's snowing today so Daddy's English class will be held online. I’m quite glad about that.
明日、台風がくるみたいなので、ママ(パパ)の展示会が中止になった。4ヶ月もかけて描いた絵なので、本当に残念だね。
There’s going to be a typhoon tomorrow so Mommy’s (Daddy’s) art exhibition was cancelled. I worked for four months on this painting so I’m pretty bummed out about that.
お家でもやってみてください!!
天気の話しを毎日することですので、是非、そのちょっとした機会を活かして、子どもの自分と自己肯定感を高めましょう!レバイン・メソッドは、どのように子どもの自己肯定感と自分で考える力を高めるか、もっと知りたい方は、こちらの記事をぜひご覧ください。